2004年2月20日

工事はほぼ最終段階に差し掛かり、内装の仕上げが進んでいます。細胞バンク関連の設備は北棟2階に位置します。北棟は日照が悪くちょっと気分的には滅入りますが、実は紫外線や明るい光は実験には不向きなので、日陰暮らしが適しているということになります。液体窒素関連の設備では、研究棟の東端に外部液体窒素タンク(3トン)(写真5)が設置され、ここから2階東端の液体窒素保存容器を置く部屋(写真10から13)に供給されます。培養室は写真14から17となり、比較的小さな培養室を4つ設けました。使い勝手という点ではけして良くないのですが、マイコプラズマ等の汚染を防止するために国際的には推奨されている設計です。また、培養室には前室を2つ設け、そのうちの1つを最も高い陰圧として培養室側からも廊下側からもここに空気を流入させて培養室の空気が直接一般エリアに流れ出さないよう設計されています。ここに流入した空気は、ヘパフィルターを通過して排気ダクトに排出され屋上に設置されたスクラバーを通過してから空中に放出されます。写真19から21は洗浄室で、比較的大きな領域をそのために確保しました。既にオートクレーブが設置されていますが、追加で1台から2台入れる予定です。

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