*2 ほとんどの市販品のビタミンと塩類は、MEMのそれらを使用している.この表の値はHeLa細胞用で、原著には mouse fibroblast 用の組成も記されているが、ここでは省略した.
*3 MEMは塩類溶液をEarle液にしたものやHanks液にしたもの、浮遊培養用にしたもの(原著で記されている浮遊培養用は( )($2)内に記した)が市販されている.また、Yamaneらによる高圧滅菌可能のMEMがあるが、筆者の研究室では、Earle液を使ったMEMを高圧滅菌して20年近く使用しており、十分使用にたえる.
*4 Dalbecco と Freeman が1959年にBMEのアミノ酸とビタミンを4倍量にしてポリオーマウイルスのプラーク定量法に使った.現在は、グリシン、セリン、ピルビン酸、硝酸第二鉄を加え、緩衝作用を改善するために重炭酸ナトリウムを増やした培地をDulbecco's Medium と言っている.表に示した組成はMorton(1970)が記載したものである.
*5 αMEMには表に示したもの以外に次の成分が含まれている.4つのRibosideと4つのdeoxriboside各10mg/l.
*6 IMDMには表に示したもの以外にα-thioglycerol(7.5x10-5 M)が含まれている.
*7 ESには表に示したもの以外に sodium succinate 100mg/l と succinate acid 75mg/l が含まれている.
*8 KLには表に示したもの以外に次の成分が含まれている.( )内は培地1L中のmg.albumin, bovine FV(500), dl-carnitine-HCl (3), menadione(0.01), dl-mevalonic acid lactone(2), transferrin(human) (5), Trasylol(2000u).
*9 培地の種類によって塩に含まれている水の量がちがうものは、無水物を表示し、それぞれの欄に原著に書かれている水の分子数を示した.
$2 浮遊培養用
$3 原著には記載されていない.市販品には6-17mg/l 入っている.
$4 25mM,PH7.3
$5 Choline bitartrate
$6 原著はpteroylglutamic acidで、その10mg中のfolic acidの部分は約3.62mg.
$7 NaHCO3を加える前に1N NaOHでpHを7.2-7.4に修正する.
$8 20mM、pH7.4