DG2.2. ツールセット

ドキュメントを作るために下記のツールが使われています。中にはオプショナル のものもあり、そのように表記されています。

DocBook DTD

これはDocBookそのものの定義です。現在ここでは3.1が使われていますので、その前 もしくは後のバージョンは使わないで下さい。DocBookのXML バージョンもありますが、それも使わないで下さい。

ISO 8879 文字の実体

これらはDocBookに必要とされますが、ISOで管理されているため、別に配布されています。

Jade

これはSGMLプロセスの基本パッケージです。 これはSGML 構文解析、DSSSL プロセッサ(これはDSSSL スタイルシートを使って SGMLを他のフォーマットに変換する プログラムです)、そしてその他の関連するツールを持っています。 Jadeは現在では、James Clark氏ではなく OpenJadeグループによって維持されています。

Norm Walsh の モジュール式 DocBook スタイルシート

これらは、DocBookのソースを例えばHTMLのような他のフォーマット に変換するための指示について書かれています。

DocBook2X ツール

このオプションパッケージはマニュアルページを作るために使われます。 あらかじめ必要ないくつかのパッケージがあるので、ウェブサイトで確認して 下さい。

JadeTeX

Jadeをフォーマットするバックエンドとして TeXを使うために、JadeTeX をインストールすることも可能です。これはRTFバックエンド から得られるものよりは劣る、プリントされたアウトプットを作りだします。 テーブルは特に問題のある部分です。さらに、手動で結果を仕上げるための 機会もありません。しかしこれは、特にテーブルを使わない簡単なドキュメントでは ちゃんと動きます。JadeTeXとスタイルシートは 改良を続けており、時とともによりよくなることでしょう。

ここではドキュメントを作るために必要な様々なツールのためのインストールメソッド の経験をまとめました。これらのツールを使うための、他のパッケージも配布されている かもしれません。もしあれば、ドキュメントのメーリングリストに連絡して下さい。 ここに情報を加えたいと思います。

DG2.2.1. Linux RPMインストール

多くのベンダーはDocBook作成用の完全なRPMセットを配布しています。それは大体レッドハット ソフトウェアのdocbook-toolsに基づいています。 インストールする際に、"SGML"もしくは後述のパッケージを探して下さい。 sgml-common, docbook, stylesheets, openjade (または jade)。sgml-toolsも必要とされる 可能性があります。もし使用した配布元がこれらを用意していない場合は、他の大きな ベンダーを利用できるはずです。

DG2.2.2. FreeBSD へのインストール

FreeBSDのドキュメントプロジェクトそのものはDocBookを多用しているため、 FreeBSDで使えるドキュメントツールの完全な"ports"があるのも 不思議ではありません。FreeBSD上にドキュメントを作るためには、後述のportsを インストールすることが必要です。

/usr/ports/print (tex, jadetex)の中にも 役に立つものがあるかもしれません。

ports は/usr/local/share/sgml/catalogのメインカタログファイル を更新しない可能性があります。下記の行を入れることを忘れないで下さい。

CATALOG "/usr/local/share/sgml/docbook/3.1/catalog"
もしもファイルを編集したくない場合は、コロンで区切られたカタログファイルのリスト (上記のようなもの)に環境変数SGML_CATALOG_FILES を設定することもできます。

FreeBSDのドキュメントツールに関する更に詳しい情報は、FreeBSD ドキュメントプロジェクト使用法で見ることができます。

DG2.2.3. Debian パッケージ

Debian GNU/Linuxに使うことのできるドキュメントツール にはフルセットのパッケージがあります。インストールするためには下記を使って下さい。

apt-get install jade
apt-get install docbook
apt-get install docbook-stylesheets

DG2.2.4. ソースからのマニュアルインストール

DocBookツールのマニュアルインストールプロセスはなにかと複雑ですから、 もしすでにできているパッケージがあったらそれを使ったほうが良いでしょう。 ここでは標準的なセットアップとほぼ標準的なインストールパスについてのみ 説明します。詳しいことはそれぞれのパッケージのドキュメントを見て、 SGML紹介の部分を読んで下さい。

DG2.2.4.1. Jade のインストール

OpenJade のインストールは、GNU式の./configure; make; make install 構築プロセスを提供します。詳細はOpenJadeのソース配布の中でみつけることが できます。内容は

./configure --enable-default-catalog=/usr/local/share/sgml/catalog
make
make install
"デフォルトカタログ"をどこに置いたかを覚えておくようにして下さい。 下記で必要になります。放っておいても構いませんが、その場合はあとでjade を使うはいつでも環境変数 SGML_CATALOG_FILESがそのファイルを指すように設定する必要があります。

更に、dsssl のどこかのディレクトリからファイル dsssl.dtd, fot.dtd, style-sheet.dtd, catalog/usr/local/share/sgml/dssslにインストールして下さい。 (もしくはディレクトリ全体をコピーして下さい。)

DG2.2.4.2. DocBook DTDキットのインストール

  1. DocBook V3.1を取得してください。

  2. アーカイブを解凍して下さい。

    $ unzip -a docbk31.zip

  3. それらのファイルを/usr/local/share/sgml/docbook31ディレクトリ において下さい。(正確にこの場所でなくても構いませんが、これは比較的標準的な場所です。)

  4. ファイル/usr/local/share/sgml/catalog(もしくはインストール時に jadeに設定したもの)を作成し、下記のような行を加えて下さい。

    CATALOG "docbook31/docbook.cat"

    オプションとして、ファイルdocbook.catを編集して DTDDECLを含む行をコメントアウトか削除することもできます。 もしそれをしなければjadeが警告を出しますが、 それ以外に害はありません。

  5. ISO 8879 character entitiesアーカイブをダウンロードして解凍し、 ファイルをDocBookファイルを置いたのと同じディレクトリに 置いて下さい。

DG2.2.4.3. Norman Walsh の DSSSL スタイルシート

スタイルシートをインストールするためには、配布されたキットを解凍し、例えば /usr/local/share/sgml/stylesheetsのような適宜の場所において 下さい。(アーカイブが自動的にdocbookのサブディレクトリ を作成します。)

DG2.2.4.4. JadeTeXのインストール

JadeTeXをインストールして使うためには、 TeXLaTeX2eが インストールされていることが必要です。これに含まれるのは、サポート されているツールグラフィックスのパッケージ、 Babel, AMSフォントAMS-LaTeX, PSNFSSの拡張 と"the 35 fonts"の付属キット PostScriptを作成する dvipsプログラム。 fancyhdr, hyperref, minitoc, urlot2enc, そしてもちろん JadeTeX 自体。これらは全て CTANサイトで 見つけることができます。

JadeTeXには、ダウンロードした際には インストールガイドがついていませんが、必要な物を示すmakefile がついています。これにはディレクトリcooked も含まれており、ここでは必要とされるマクロパッケージもいくつかありますが これが全てではなく完全でもありません。(少なくとも私の知る限りでは。)

jadetex.fmtフォーマットのファイルを作る前に、 jadetex.ltxファイルを編集しBabel を自分の環境に合わせる必要があるとあると思います。そのための行はこのように なるはずです。

\RequirePackage[german,french,english]{babel}[1997/01/23]
明白ですが、自分が必要な言語だけをリストしBabel をconfigureしてください。

PostgreSQLのドキュメントソースと一緒に JadeTeXを使う場合、二度目の起動で TeXが止まり容量を越えたと言われることが あります。これはJadeTeXが相互参照する情報 を作る方法のせいです。TeXはもちろんもっと 大きいデータ構造サイズの大きいものともコンパイルすることができます。 その際の詳細はインストールによってことなります。