下記の写真は撮影用のダミーだが、本物らしく見せるために中の液体には赤い色をつけてある。赤い色は培地の酸-アルカリの変化を知るための培養やさんの工夫である。なお、良く見るとアンプルの表面に文字が印刷されているのが読める。液体窒素の中に保存する場合、普通のインク(マジックインクなど)では保存中に剥げ落ちてしまい、アンプル内に何が入っているのかわからなくなってしまう。勿論、ラベルや粘着テープもはがれ落ちてしまい、それが細胞のクロスコンタミを起こす理由の一つとなる。そこで、エポキシ系の特殊なインクを使って1本1本印字した後、乾熱滅菌器で加熱滅菌すると同時にインクを熱固定する。この印刷法だと印字が剥がれ落ちて内容がわからなくなってしまうということは無い。