Last Update: July.2,2012
  JCRB細胞バンクでは、貴重な細胞資源を次世代の研究につなげるため、研究者の方々が開発された細胞資源の寄託を受け付けております。 細胞寄託をした場合においても、細胞樹立者(あるいは寄託者)の知財権は細胞バンクに移動しません(下図参照)。 知財の取り扱い 詳しくは細胞バンクにご相談ください。 細胞の寄託はJCRB細胞バンクまでご連絡、ご相談下さい。 当細胞バンクは、広く利用できる培養細胞の収集に重点を置いていますが、『現時点では公開できないが、将来は公開したいという場合にも対応しますのでご相談ください(公開を前提とした期間限定の無償保護預かりとする等)。 当細胞バンクは、広く利用できる培養細胞の収集に重点を置いていますが、『現時点では公開できないが、将来は公開したいという場合にも対応しますのでご相談ください(公開を前提とした期間限定の無償保護預かりとする等)。当細胞バンクは、広く利用できる培養細胞の収集に重点を置いていますが、『現時点では公開できないが、将来は公開したいという場合にも対応しますのでご相談ください(公開を前提とした期間限定の無償保護預かりとする等)。

寄託条件

  1. ヒト由来試料は匿名化されたうえで試料提供者個人を特定できない(アンリンク)細胞であること(coded unlinked sample)。
  2. 生体試料採取時に試料提供者から研究利用への承諾を文書で得ていること*注
    *注:2000年4月以前に採取された試料はこの2条件のうちの第2項は適用されない。

    この条件の確認のために、寄託時に下記に示した『JCRB細胞バンク倫理クリアランス』の提出をお願いします。なお2000年4月以前または以降に採取された試料か否かについて記載するようになっておりますので、いずれの場合も提出をお願いします。過去の試料において採取日の特定が難しい場合は論文の出版日付を目安にしてください。

    参考:ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針

希少疾患など特殊なケース場合は寄託者の所属する研究機関に設置された倫理委員会ならびに細胞バンクの所属する研究機関の倫理委員会の審査を経る必要がありますので、個別にご相談ください。
(備考) 当細胞バンクは特許取得を目的とした寄託は受付けておりません。

             特許微生物寄託センター(NPMD)にご連絡ください。

寄託の手順

送付書類一式
備考
1 データベースデータの出力 誤りを修正して返送
2 寄託受付票(pdf) 寄託者保存
3 寄託依頼書(pdf) 必要事項記入のうえ返送
4 JCRB細胞バンク倫理クリアランス(pdf) (ヒト由来細胞の場合) 必要事項記入のうえ返送
注:これらは細胞バンクが作成して寄託者にお送りするものです。従って、これを印刷して事前に記入していただく必要はありません。 樹立後報告された重要文献と引用必須論文を明記してください。 十分な情報が揃っていない場合でもとりあえずご連絡ください。
  1. 細胞の寄託を希望される方はJCRB細胞バンクまでご連絡下さい。以下の必要情報を当バンク宛てにお送り頂くことになりますが、ご相談しながら寄託作業を進めさせていただきます。
    1. 寄託予定細胞一覧表 (細胞名、動物名、組織名、簡単な特徴を記載 )
    2. 各細胞の培地、培養方法の概略(添付論文に明記されている場合は 省略可)
    3. 寄託予定細胞の樹立に関する論文
  2. 頂いた情報は添付文献も参考にしてデータベースに入力します(仮登録=バンク側作業)。
  3. 仮登録作業終了後、仮登録情報を一式お返し致しますので、内容をご確認を頂き、必要があれば修正、訂正の上、JCRB細胞バンクにご返送下さい。
  4. 以上の作業が終了した後に『細胞』をお送り下さい。原則として、送付していただく細胞は凍結試料として、1種類の細胞について3本以上、出来るだけ初期のロットをお願いしています。細胞の送付はメール等で連絡を取りながら実施します。また、凍結保存による維持をしておられない場合は、御相談ください。
 

細胞送付の方法

寄託にあたって細胞を送付する場合は下記の送付方法を良く読んでお送りください。
  1. 凍結細胞として送付する場合細胞はドライアイス(ドライアイスは十分量(10Kgを目安)を入れてください)にて梱包してお送りください。 なお、細胞の送付にあたっては、1アンプル中の細胞の量は 1×106個以上となるように調整してください。
  2. その他の場合培養状態の細胞を送付する場合など特別な場合には個別にご相談ください。
      寄託連絡先

    〒567-0085 大阪府茨木市彩都あさぎ7-6-8 (独)医薬基盤研究所 JCRB細胞バンク 担当 小原有弘 e-mail:

寄託後の取扱い

マイコプラズマ汚染を認めることは多いのですが、その場合は細胞バンクの責任として、マイコプラズマ除染作業を実施いたします。 寄託された細胞は、JCRB細胞バンクで解凍して培養を開始します。添付頂いた文献を参考に細胞の同定、無菌試験などを実施し、誤りの無いことがわかりましたら、JCRB細胞バンクとして正式に登録いたします。