PostgreSQLは Unix のような OS 用に 書かれていますが、C クライアントライブラリ(libpq ) と対話式ターミナル(psql) はもともと Windows の下でもコンパイルすることができます。配布された ソースに含まれる makefile はMicrosoft Visual C++ のために書かれており、他のシステムではおそらく動きません。 その他の場合にはライブラリを手動でコンパイルすることが可能であるはずです。
Tip: もし Windows NT/2000 を使っているならば、Cygwin ツールキットを先にインストールすれば PostgreSQL の全てを"Unix 方式で"使うことができます。 その場合はここを見て下さいChapter 1。
Windows上で可能なものを全て構築 するためには、srcディレクトリに移動し コマンドを入力して下さい。
nmake /f win32.makこの例ではVisual C++がパスに入っていることを 仮定しています。
以下のファイルが作成されます。
動的リンク可能なフロントエンドライブラリ
ユーザのプログラムをlibpq.dllにリンクする際に 使用するインポートライブラリ
フロントエンドライブラリのスタティックライブラリ版
PostgreSQL用対話的 SQL モニタ
実際にインストールする必要があるファイルはlibpq.dll ライブラリのみです。このファイルは大体の場合WINNT\SYSTEM32 ディレクトリに置いてあります(Windows 95/98/ME では WINDOWS\SYSTEM)。このファイルがセットアップ プログラムを使ってインストールされると、ライブラリの新しいバージョンが上書 きされないことを確認するために、ファイルに含まれた VERSIONINFOリソースを使ったバージョンチェックがインストール されるはずです。
もしこのマシンで libpq を使った開発をしようという場合は、 src\include と src\interfaces\libpq のソースツリーのサブディレクトリをコンパイラ設定のパスに 追加する必要があります。
ライブラリを使うためには、プロジェクトにlibpqdll.lib を追加しなくてはいけません。(Visual C++ ではプロジェクトで右クリックし、 追加することを選択して下さい。)