Chapter 3. サーバ実行時環境

Table of Contents
3.1. Postgres のユーザアカウント
3.2. データベースクラスタ作成
3.3. データベースサーバの起動
3.4. 実行時の設定
3.5. カーネルリソースの管理
3.6. サーバのシャットダウン
3.7. SSL の安全な TCP/IP 接続
3.8. SSH トンネルを使った安全な TCP/IP 接続

この章ではデータベースサーバの設定と実行方法、そしてオペレーティング システム(OS)との相互作用について説明します。

3.1. Postgres のユーザアカウント

世界全体とつながっている他のサーバデーモンと同じように、Postgres は 別のユーザの下で実行することをお勧めします。このユーザアカウントは サーバに管理されているデータ自体のみを所有するべきで、他のデーモン と共有されるべきではありません。(したがって、ユーザ"nobody" を使うことはあまり良くありません。) 実行プログラムをこのユーザ アカウントの所有としてインストールすることは勧められません。なぜなら ユーザ定義関数に問題が発生するような実行プログラムを損なうような リスクを冒すからです。

システムにユーザアカウントを追加するためには、コマンド useraddadduserを探して 下さい。通常はユーザ名"postgres"が使われますが、 これでなければならないというわけではありません。