Appendix B. SQLキーワード(予約語)

Table B-1には、PostgreSQL 7.1.2にある標準SQLのキーワードのすべてのトークンの表があります。 バックグラウンド情報はSection 1.1.1を 参照して下さい。

SQLは予約と非予約 キーワードを見分けます。予約語のみが真のキーワードで、識別子として 使用することはできません。非予約語はある特定の環境で特別な意味を 持ち、その他の環境では識別子として使用することができます。 ほとんどの非予約語は、SQLで特定され、作成されたテーブル名や関数名 で、非予約語の本質的な存在意義は、ある環境においては前もって 定義された意味がある、ということを宣言することにあります。

PostgreSQLのパーザライフでは、少々複雑になります。 複数の異ったトークンのクラスがあり、それらは全く使用できないものから、 普通の識別子と比較して、パーザ内で特別なステータスを持たないものまであります。 (後者は一般的にはSQLで特定された関数です)。ほとんどのSQLの予約語は PostgreSQLで完全に予約されていなく、 列名として使用することが可能です。(例: CHECKは 予約語でありますが、SELECT 55 AS CHECK のようにすることが可能です)。

Table B-1のPostgreSQLの 列では、パーザがはっきりと理解しているキーワードで、 なおかつ識別子が入る、ほとんど/すべての環境で許可されるものを "非予約語"としています。一方"予約語"と されるものは"AS"列(または、極わずかな環境)で のみ使用できるものを指します。ASトークンは 唯一の例外です。列名として使用できません。一般的な規則として、 表に書かれているキーワードを識別子として含んだコマンドの 正しくないパーザエラーが表示される場合はその識別子を囲い、 問題が解決するかを確認してみて下さい。

Table B-1を学習する前に、キーワードが PostgreSQL内で予約されていないと言うことは、 その単語の特徴が実装されていないということを意味していないことを 理解して下さい。また逆に、キーワードの存在は、その特徴を意味するもの でもありません。