CREATE TABLE

出力

説明

使用方法

一つが明示的に名前を与えられているテーブル distributors 上に二つの NOT NULL 列制約条件を設定します。

CREATE TABLE distributors (
    did      DECIMAL(3) CONSTRAINT no_null NOT NULL,
    name     VARCHAR(40) NOT NULL
);
     

入力

出力

説明

UNIQUE 制約条件は、テーブルの一つ以上の独立したそれぞれの 列のグループが一意の値しか持つことが出来ないというルールを指定します。

指定されたカラムのカラム定義は、UNIQUE 制約条件に含まれる NOT NULL 制約条件を持ってはなりません。NOT NULL 制約条件 のないカラムに一つ 以上の NULL 値があっても UNIQUE 制約条件 に違反しません。 (このことは SQL92 定義から逸脱しますが、 より意味のある取り決めです。詳細は互換性の節を参照して下さい。)

それぞれの UNIQUE カラム制約条件は、そのテーブルに対して 指名された他のいかなる UNIQUE または PRIMARY KEY 制約条件 によって指名されたカラムの一群と異なるカラムを指名しな ければなりません。

使用方法

下記は name 列に UNIQUE 制約を定義します。

CREATE TABLE distributors (
    did      DECIMAL(3),
    name     VARCHAR(40) UNIQUE
);
  

CREATE TABLE distributors (
    did      DECIMAL(3),
    name     VARCHAR(40),
    UNIQUE(name)
);
     

入力

出力

説明

CHECK 制約は列内で有効な値に対しての一般的な制約を指定します。 CHECK 制約条件はテーブル制約条件としても有効です。

CHECK はテーブルの一つ以上の列を含む一般的なブーリアン式 を指定します。そのブーリアン式が行の値に適用されたときに FALSE と評価されると、新しい行は拒絶されます。

現時点では、CHECK 式は副選択を含んだり、現在の行のフィールド 以外の変数を参照することはできません。

SQL92 の標準は CHECK 列制約は適用する列のみを参照できると 言っています。CHECK テーブル制約のみが複数の列を参照することが できます。Postgres はこの制約を 強制しません。列とテーブル CHECK 制約は同等に扱われます。

入力

出力

説明

PRIMARY KEY 列制約条件は、テーブルの列には一意の(重複しない)、 NULL でない値のみであることを指定します。 指定されたカラムの 定義では、PRIMARY KEY 制約条件に含まれる暗黙的な NOT NULL 制約条件を持つ必要はありません。

テーブルに対し一つの PRIMARY KEY のみが、列制約かテーブル制約か を指定できます。

注釈

データの完全性を保証するため、Postgres は自動的に一意のインデックスを作成します。 (CREATE INDEX 文を参照して下さい。)

PRIMARY KEY では、同じテーブルに定義された UNIQUE 制約条件に よって指定されたカラムの他の一群と異なったカラムの一群を指定 しなければなりません。というのは、同じインデックスを複製した り、 余分な、役に立たない実行時における作業のオーバヘッドを排除 するためです。 とは言っても、Postgres は特別にこのことを認めていないわけではありません。

入力

出力

説明

REFERENCES 列制約はテーブルの列が参照されるテーブルの参照される 列にある値と照合する値のみを持つことができると指定します。

この列に追加される値は、与えられた match 型を使って、参照される テーブルと参照される列の値に照合されます。更に、参照される 列データが変更されると、動作はこの列の照合するデータ上で 実行されます。

注釈

現在のところ Postgres は MATCH FULL とデフォルト match 型のみをサポートしています。 更に、参照される列は参照されるテーブルの UNIQUE 制約の列 であるはずですが、Postgres は それを強制しません。

入力

出力

説明

UNIQUE 制約はテーブルの一つ以上の特定の列のグループが一意な 値のみを保持できることを指定します。 UNIQUE テーブル制約の 動作は列制約と同じで、更に複数の列に渡る機能があります。

詳細は UNIQUE 列制約の節を見て下さい。

使用方法

テーブル配布者の中で複製の行を禁止します。

CREATE TABLE distributors (
    did      DECIMAL(3),
    name     VARCHAR(40),
    UNIQUE(did,name)
);
     

入力

出力

説明

PRIMARY KEY 制約条件は、テーブルの一つ以上の独立したそれぞれ のカラムのグループが一意で、(重複しないで)、なお NULL でない 値のみが許されるというルールを指定します。 指定されたカラムのカラ ム定義では、PRIMARY KEY 制約条件に含まれる NOT NULL 制約条件を含ん ではいけません。

PRIMARY KEY テーブル制約条件は、カラム制約条の件の PRIMARY KEY 制約条件と類似したものですが、複数のカラムに拡張した追加機能が あります。

より詳しくは、PRIMARY KEY カラム制約条件の節を参照して下さい。

入力

出力

説明

FOREIGN KEY 制約はテーブルの一つ以上の特定の列が参照される テーブルの特定の列と関連することを指定します。

FOREIGN KEY テーブル制約は列制約と似ていますが、複数のカラムに 拡張した追加機能があります。

詳細は FOREIGN KEY 列制約の節を参照して下さい。

UNIQUE 句

SQL92 はいくつかの追加機能を UNIQUE に指定しています。

テーブル制約の定義です。

[ CONSTRAINT constraint_name ] UNIQUE ( column [, ... ] )
    [ { INITIALLY DEFERRED | INITIALLY IMMEDIATE } ]
    [ [ NOT ] DEFERRABLE ]
     

列制約の定義です。

[ CONSTRAINT constraint_name ] UNIQUE
      [ {INITIALLY DEFERRED | INITIALLY IMMEDIATE} ]
      [ [ NOT ] DEFERRABLE ]
     

NULL 句

NULL "制約" (実際は非制約です)は SQL92 の Postgres 拡張で、NOT NULL 句 と対称になっています(そして他のいくつかの RDBMS との 比較用でもあります)。どの列でもこれがデフォルトなので その存在は邪魔なだけです。

[ CONSTRAINT constraint_name ] NULL 
     

NOT NULL 句

SQL92 はいくつかの追加機能を NOT NULL に指定しています。

[ CONSTRAINT constraint_name ] NOT NULL 
    [ {INITIALLY DEFERRED | INITIALLY IMMEDIATE} ]
    [ [ NOT ] DEFERRABLE ]
     

CONSTRAINT 句

SQL92 はいくつかの追加機能を制約にしてしており、 さらに表明とドメイン制約も定義しています。

表明は特殊な型の完全性保証制約条件で、他の制約と同じ名前空間 を共有しています。しかし、表明は制約のように特定のテーブル に依存する必要はありませんので、SQL-92 は 制約を定義する 代替メソッドとして CREATE ASSERTION 文を提供しています。

CREATE ASSERTION name CHECK ( condition )
    

ドメイン制約は CREATE DOMAIN または ALTER DOMAIN 文で 定義されています。

下記はドメイン制約です。

[ CONSTRAINT constraint_name ] CHECK constraint 
    [ {INITIALLY DEFERRED | INITIALLY IMMEDIATE} ]
    [ [ NOT ] DEFERRABLE ]
     

下記はテーブル制約定義です。

[ CONSTRAINT constraint_name ] { PRIMARY KEY ( column, ... ) | FOREIGN KEY constraint | UNIQUE constraint | CHECK constraint }
    [ {INITIALLY DEFERRED | INITIALLY IMMEDIATE} ]
    [ [ NOT ] DEFERRABLE ]
     

下記は列制約定義です。

[ CONSTRAINT constraint_name ] { NOT NULL | PRIMARY KEY | FOREIGN KEY constraint | UNIQUE | CHECK constraint }  
    [ {INITIALLY DEFERRED | INITIALLY IMMEDIATE} ]
    [ [ NOT ] DEFERRABLE ]
     

CONSTRAINT 定義は一つの延期属性句または一つの初期制約モード句 を任意の順番で持つことができます。

CHECK 句

SQL92 は CHECK にテーブルまたは列制約でいくつかの追加機能 を指定しています。

下記はテーブル制約の定義です。

[ CONSTRAINT constraint_name ] CHECK ( VALUE condition ) 
      [ {INITIALLY DEFERRED | INITIALLY IMMEDIATE} ]
      [ [ NOT ] DEFERRABLE ]
     

下記は列制約の定義です。

[ CONSTRAINT constraint_name ] CHECK ( VALUE condition ) 
      [ {INITIALLY DEFERRED | INITIALLY IMMEDIATE} ]
      [ [ NOT ] DEFERRABLE ]
    

PRIMARY KEY 句

SQL92 は PRIMARY KEY にいくつかの追加機能を指定しています。

下記はテーブル制約定義です。

[ CONSTRAINT constraint_name ] PRIMARY KEY ( column [, ... ] ) 
    [ {INITIALLY DEFERRED | INITIALLY IMMEDIATE} ]
    [ [ NOT ] DEFERRABLE ]
     

下記は列制約定義です。

[ CONSTRAINT constraint_name ] PRIMARY KEY 
    [ {INITIALLY DEFERRED | INITIALLY IMMEDIATE} ]
    [ [ NOT ] DEFERRABLE ]
     

継承

INHERITS 句による複数継承は Postgres 言語の拡張です。SQL99 (SQL92 ではありませんが) は異なった 構文と異なった意味論を使った単一継承を定義しています。 SQL99 方式の継承はまだ Postgres ではサポートされていません。